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福岡フォトウォーク!天神・大濠公園編【写真家 Rinco Koyamaさん】

こんにちは。写真家のRinco Koyamaです。

この度、福岡100公式noteの企画にて、福岡市中央区の「天神・大濠公園エリア」をフィルムカメラを持ってフォトウォークしてきました。

人生100年時代と言われる現代。
健康でいるために必要なのは「歩くこと」!ですね。

ということで、今回は「カメラを持って楽しくフォトウォークしてみよう」というテーマで人気のハーフカメラ、「Kodak EKTAR 35」を使ってお散歩しながら天神・大濠公園の何気ない風景を撮影してきました!

☆なぜ今、ハーフカメラ?


ハーフカメラが普及したのは、1960年代後半あたり。今から約60年前。
「昔、持ってたよ!」という方は、懐かしく感じる方も多いかもしれません。

そんなハーフカメラですが、若者世代にも人気が出ています。
レトロな写りだったり、カメラの可愛さはもちろんのこと、撮ってその場ですぐには見られないので「現像されるまでのワクワクを楽しみたい」という方もいるそうです。

【こんなにいいことがあります】

①通常のフィルムカメラを使うよりも、倍の枚数撮ることができる!
通常、35mmのフィルムの場合1回シャッターを切ると「横構図で1枚」となります。ハーフカメラの場合は、「縦構図で2枚」撮ることができるのです。

②スマホ世代は「縦構図」が得意!?
スマートフォンは、基本的に「縦構図」のため、ハーフカメラの「縦構図」はスマホ世代にとっては馴染みがあります。

③「ハーフカメラ、現役で使ってたよ!」という世代も、「新しくて面白い!」の世代も一緒に楽しむことができる。
もしかすると、おうちに眠っているハーフカメラが活躍するかもしれません!

【ハーフカメラでチャレンジ】


ハーフカメラを持っている人にはぜひチャンレジしていただきたいのが、「2枚で1つの作品風に撮ること」です。
「2枚で1枚」の写真となりますので、連続で物語を感じるように撮ってみても面白いかもしれません。

警固神社を参拝後、あまおうのいちご飴を食べながら休憩。
これの組み合わせ、福岡市民なら、『大濠公園!』とわかりそうですね。


【もちろん、フィルムカメラを持っていなくてもOK】


今回の記事は、特別な技術がなくても「簡単に上手に撮るコツ」をまとめてみましたので、スマホのカメラでも楽しみながら撮ってみてくださいね。

早速、カメラを持ってお散歩スタートです!

【TIPS1】被写体の選び方


被写体を選ぶときは、特に目的を持っていなくてもOKです。
私の場合、「パッ」と目に入ったものを撮るようにしています。
じっくり探す、というよりは普通に歩いている時に「おや?」と目にとまるもの。

あとは、素直に「綺麗だな」「面白いな」と感情が動くものは撮っておくようにしています。

「何か気になる」というのは大切なことで、「これは、誰かに見せたい。」と思えるものがいい被写体だと感じています。

想像よりも大きな池にびっくり / 美術館近くのうさぎの躍動感!
レトロな時計が可愛らしい / ←青の反対色、オレンジのタクシーを発見。
池に浮かぶボートが素敵ですね / 穏やかな波に浮かぶ鳥たちが気持ちよさそう

【TIPS2】光を意識する


意識することは、とても簡単。「光」があるところを見つけましょう。

冬〜春にかけては、少し寒いですが空気が澄んでいて良い写真を撮ることができる時期だなと思っています。

私はスナップ写真を撮影するときは、お昼過ぎから撮影を開始することが多いです。
12時は、お日様が頭上に位置します。天気が良ければ、しっかりと光が当たっていますのでどこを撮っても綺麗に撮影することができます。

また、14時、16時と時間が過ぎていくと陽が落ちていきますので光の角度も変わっていきます。
そういったことを意識しながら撮ってみると、このような感じでさまざまな表情の写真を撮ることができますよ。

天神中央公園には自転車がたくさん!13時台。真上から光が当たり、綺麗に撮れます。
天神駅から少し歩いた、今泉のあたり。14時頃。陽が傾いてくると雰囲気が出ます。
16時くらいは、柔らかな光に。フィルムと相性がいいです。

【TIPS3】構図を工夫してみよう

光の扱い方がなんとなくわかった人は、「構図」に挑戦してみましょう。
「構図を意識する」と聞くと、ちょっと本格的になってきますよね。
以下は、私がよく使っている構図です。

1、日の丸構図


ちょっと前までは「ダサい!」「素人っぽい」と言われることも耳にしたことのある「日の丸構図」ですが、今は逆に「おしゃれ」な構図として人気。
どこか感じる寂しさ、愛しさが写真にぐっと雰囲気を出してくれます。

構図に安定感があるので、キャッチーな被写体が映えます。

2、トンネル構図


日の丸構図が理解できたら、次は「トンネル構図」に挑戦。
被写体の「周り」を枠のようにして撮ってみる。「写真の中に額縁を作る」イメージです。これだけで、ちょっと写真が上手くなったような気分になれるかも。

松の枝を『枠』に見立てて撮ってみました!

3、あおり構図


意外と難しいのが「花」の撮り方。身近であるからこそ、撮る機会も多いのではないでしょうか。
梅などの木に咲く花について、私はあおり構図(「下から上」)に向かって撮ることが多いです。とくに、私の場合は極端で真下に潜って真上を撮ることもあります。空の色がブルーで綺麗なので、光の当たり方を意識しながら撮ってみると幻想的な写真になりますよ。

光の当たる方を意識しながら場所を変えても◎


ちょうど、舞鶴公園にも梅の花が咲いていました。紅白両方撮ってみましたが、可愛らしくて癒されました。


福岡城跡には、紅白の梅が咲いていてどちらも撮ることができました。

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撮影を終えて・・・

私は今回、福岡を旅するのは10年ぶり!「あ、ここ前に来た!」だったり「ここって、こんな風に進化してるの!?」というような新しい景色にも出会えました。

朝から羽田空港を出発し、お昼前に到着。
豚骨ラーメンを食べてからの撮影スタートでした。

体に染み渡る、あっさりと優しい豚骨ラーメンでした〜

写真を撮りながらお散歩するって特別な時間のようにも感じられますし、たくさん歩くので健康にもおすすめです!

公園内のカフェ。ここからボートに乗ることができます。
まさに都会のオアシス!
大濠公園日本庭園の梅も綺麗に咲いていました。
大濠公園の隣、福岡城跡からの風景!

ちなみに今回は、以下のようなコースで撮影をしました。

・天神中央公園
・市役所通り
・天神南駅
・今泉
・警固神社前
・若宮神社南通り
・大名
・警固西
・赤坂けやき通り
・福岡縣護國神社
・舞鶴公園
・大濠公園

天神〜大濠公園を散策しながら撮影したのでその日はトータル26,000歩でした。今回のコースの一部を歩いてみるという形でもいい運動になるなと感じました。

最後に大濠公園に着いたときは、カフェタイムにちょうどいい時間でした。
親子連れ、カップル、ジョギングをする人など、それぞれの楽しみ方ができる魅力的なところですね。

福岡は、都会と自然のバランスがよく、人も穏やかで優しい雰囲気の街。「ちょうどいい」心地よさを感じるところでした。

フィルムカメラという「日常をちょっと特別な気持ちにしてくれる道具」。
一緒に街を歩いてみることで、普段何気なく通っている道も特別なものに。

カメラを片手に、「福岡ってやっぱりいい街だな」と魅力を再発見していただけたら嬉しいです。

天気の良い日は、いい写真を撮るチャンスがたくさん。カメラを持ってお出かけしましょう!!

プロフィール
『Rinco Koyama(こやま りんこ)』
写真家。宮城県出身。友人の勧めでフィルムカメラと出会い、独学で写真を撮り始める。3年の間に個人制作で10冊の写真集を発表。レトロな街並みやノスタルジックな風景、ポートレートを撮影。懐かしさや温かみのある作風が特徴。電子写真集の販売や個人撮影も行う。
Twitter:https://twitter.com/RincoKoyama
Instagram:https://www.instagram.com/rinco_koyama


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