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人生の生きがい・やりがいにつながる、シニアの「ゆるやかな起業」のススメ

福岡100公式

初めまして。
『福岡100』note公式ライターの城内もも子と申します。
起業家の事業拡大を支援する㏚プロデューサーとして活動しています。

福岡在住31年、福岡をこよなく愛する私ですが、先日『福岡100』の活動の一つとして開催された、シニア起業をテーマにしたセミナーに参加してきましたので、このnoteではシニア起業のポイントやアドバイスについてお伝えしていきます。

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今のアラカン世代(60歳代前後)は気力・体力共に充実していて、仕事に必要な経験も豊富です。
しかし、国の調査によると、その世代の働きたい意欲が非常に高い一方で、実際の有業者は3割未満にとどまっているのが現状だそうです。

福岡市ではこうした状況を踏まえ、働きたいシニアと企業の雇用をマッチングする新たな仕組みや環境を構築したり、シニアの起業を支援したりする取り組みをされています。

雇用されるのではなく、自分のやりたいことで貢献しながら収入を得る『シニア起業』。
しかし、「どうやって起業するの?」「うまくいくのか不安」そんなお声も多いかと思います。
12月13日に行われた『大人の創業セミナー』では、シニア起業に大切なポイントがたくさん詰まっていました。

若い時の起業とシニア起業との違い

今回で5回目となるシニア向けの起業セミナー。オンラインと会場で多数のシニアの方が参加されていました。

ゲストに九州産の農業素材だけを集めて作られた「KYUSHU ISLAND/九州アイランド」プロダクトシリーズを全国に展開する村岡浩司さんをお迎えしての講演、そして3人の女性創業者とのトークセッションが展開されました。

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シニア起業をした人の理由の上位は
「自由に縛られずに仕事がしたい」
「社会の役に立ちたい」
「経験、趣味・特技を活かしたい」というもの。

20代30代の起業はひたすら事業拡大、成長スピードを重視し、生きるために稼ぐのに対し、シニアの起業は、自分のペースで、仲間と一緒に自分の思いを実現していく。
いわゆる「ゆるやかな起業」。

ゆっくりと、収入は多くないかもしれないけど、社会のために得たお金を循環させていく。
これが、人生の生きがい・やりがいにつながり、人生の豊かさを生む。

シニアに限らず、この「ゆるやかな起業」を選択する人は益々増えていきそうですね。

起業は、自分の思いを実現する1つの手段

トークセッションの女性創業者のお一人、KasuriCraft経営者/キルト作家である斎藤八穂子さんは、シニア起業を実現された方です。

斎藤さんは1989年より32年間キルト作家として活動をされながら、福岡県伝統工芸品「久留米絣」の普及にもご尽力されていました。
そんな中、2014年スタートアップカフェにこれからの生き方を相談してみたところ、「起業」を勧められ、久留米絣の作家と講師、作品販売を兼ねた「KasuriCraft」として50代で初めて起業されました。

「作家から経営者(事業者)に変わって、これまでただ作るのが楽しくてやっていたのが、久留米絣の織元さんを応援したいという思いに変わりました。思いがあってその結果収入はついてくると感じています。」
と話される斎藤さんの言葉が印象に残っています。

同じく女性創業者の安部ひとみさんや村山由香里さんのお話も同様で、
「誰かの笑顔が見たい」「誰かを元気にしたい」という思いや、身近にある社会的課題を解決する手段の一つが「起業」であると感じました。

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(写真)KasuriCraft経営者/キルト作家 斎藤八穂子さん


福岡市の充実サポートにまずは相談を

先輩創業者の話から、
起業は、この3つの部分が重なるところで生まれるといわれています。

① 自分の生きがい、やりがい
② 地域の社会的課題
③ 事業として成り立つかどうか

ただ、これを自分一人で客観的に考えるのは難しいですよね。

開業率が日本一であり、起業支援が充実している福岡市では様々なサポートがあります。

旧大名小学校を活用したスタートアップ支援施設Fukuoka Growth Next内にあるスタートアップカフェでは、無料で起業相談ができ(オンラインの相談も可)、事業計画書の作成や資金調達の相談のほか、具体的にビジネス内容が決まっていない方にもアイデアの整理や開業の手順を教えてくれます。

「起業してみたい」「でも何から始めればいいのだろう」という方は、斎藤さんのようにまずはご相談から始めてみて下さいね。

理解者・応援者を増やしていこう

私自身もシニア起業家の方々の支援をさせていただく中で感じることがあります。
それは、皆さんが本当に若々しく、いきいきと輝いていて、健康でいらっしゃるのです。

起業を通して、自分のやりたいことがやれている、社会や人に求められている、同じ思いの仲間ができることが、第二の人生を豊かにしてくれているのだと思います。

これはシニアに限らずですが、僭越ながら、起業をうまくいかせるためのアドバイスをさせて下さい。

① 1人で悩まず、得意な人に頼る
② 同じ世代、色んな世代の起業仲間とつながる

1人でできることは限られます。いかに協力してもらえるか、応援してもらえるかで起業の成功や喜びは変わってきます。
自分が不得意なこと、苦手なことは人を頼ってみませんか。
そしてまた、皆さんのやりたい思いを話たり、発信をして、理解者・応援者を増やしていきましょう。

最後になりますが、こうしたシニア世代の起業家や起業を目指す人が豊かに楽しそうにしている姿は、子や孫世代にとって「歳を重ねても楽しそう」と、未来への希望になります。

シニアが輝く都市・福岡として、他地域のモデルになるといいですね。

■シニア活躍応援プロジェクト
 https://senior-ouen.city.fukuoka.lg.jp/
■スタートアップカフェ
 https://startupcafe.jp/

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執筆:城内もも子(じょうないももこ)
起業家や企業の㏚プロデューサー/STAR PR代表
福岡のプロ野球球団・球場運営会社で広報やファンクラブ運営に13年携わった後、2015年起業。
起業家や法人の事業拡大を支援、SNS・メディアでのPRやイベントプロデュースに携わる。
2020年より40代50代女性の「第二の人生を輝かせる」コミュニティ主宰。

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