【#100年恋をしよう -朝食編-】朝食から始まる健康でハリのある毎日
元気な体づくりに欠かせない毎日の食事。
中でも朝食は、1日を気持ちよくスタートするための重要なエネルギー源。明るくはつらつとした大曲さん夫婦は、毎朝しっかり朝食をとり、充実した生活を送っています。家庭菜園で育てた野菜を使い、栄養バランスを考えた食事を楽しんでいるお二人に、健康について日々心がけていることを伺いました。
朝食を食べないと、1日が始まらない
-お二人は毎朝何時に起きますか?
恵子さん(以下、恵): 私は5時半くらいに起きて、体操したり、新聞を読んだり、1日のスケジュールを立てたりしています。朝は頭が冴えているので、考えごとをするのにいいんですよ。夕食の献立も1週間分、朝にまとめて考えることが多いですね。家庭菜園で野菜を育てているので、採れた作物を中心にバランスを考えて組み立てます。昨日はほうれん草がたくさん採れたから、こんなものを作ろうかなとか。
敦さん(以下、敦):朝は、食パンにコーヒーと牛乳、ちょっとした炒め物など。やっぱり朝食を食べないと、1日が始まる気がしませんね。
-野菜を育てているとのことですが、家庭菜園はお庭にあるんですか?
敦:いえ、基山に畑を借りていて、車で行くんですよ。私が育てる担当で、妻が採れた野菜で食事を作る担当です。冬だと里芋とか長ネギとか、その季節ごとに色んな野菜を育てているよね。
恵:そうね。もともと、季節のものを孫に食べさせてあげたいと思って始めたんです。「今はこういう野菜が旬なんだよ」と教えてあげられるでしょう?毎日の食事の栄養バランスを気にするようになったのも、子育てを始めてからですね。なるべく産地がわかる食材を使い、体によくて、季節を感じるものを食べさせたいと思って。
敦:私は仕事でほとんど家にいなくて、妻に家のことを全て任せていたから、本当に感謝しています。
-食事は彩りにもこだわっていますか?
恵:そうですね。自分が見て、嬉しいな、楽しいなと思える色合いを心がけています。器も好きなので、今日のこの料理はこれに盛りたいなとか、そんなことを考えるだけでもワクワクします。
料理を毎日続けるには、楽しむことが大切
-毎日の献立を考えるのは大変ですよね。
恵:楽しいですよ。自分が食べて美味しくて、誰かに食べさせて喜んでもらえることって、シンプルに嬉しいんですよ。また、昔は本を見たりもしていましたが、レシピに縛られず、その時のひらめきやインスピレーションを大事にするようにしたら、料理がもっとおもしろくなりました。やっぱり楽しみながらでないと、毎日はなかなか続けられないですよね。
-1週間の夕食もまとめて考えるとのことですが、どんな風に変化をつけていますか?
恵:メインのお魚とお肉を交互にしたり、和食の次は洋食にしたり、野菜の使い方を工夫したりという感じですね。
加齢による変化を受け入れ、明るく生きていく
-美味しくごはんを食べるには、健康な歯も重要ですよね。
敦:歯には自信ありますよ。奥歯に2本義歯は入っていますが、あとは全部自分の歯です。2ヶ月に1回は歯医者さんに行って診てもらうようにしています。
恵:私も歯医者さんでの定期的なメンテナンスと、毎日の歯磨きをしっかりするようにしています。私の母は92歳なのですが、入れ歯ではなく自分の歯なんですよ。母は昔からゆっくりと食事を楽しむ時間やよく噛むことを大切にしています。だから私も母と同じように、いつまでも、好きなものを自分の歯で食べたいですね。
-その他、健康面において気をつけていることはありますか?
恵:私は歩くことが好きなので、できるだけ公共交通機関に頼らずに、自転車と徒歩で生活するようにしています。山に行ったりするのも好きですね。
敦:私はボウリングのクラブチームに入っているので、毎週金曜日に試合に出ています。体を動かすためでもあるけど、ここに立ったらこう、ここに投げたらこうとか、考えながらやるから、認知症の予防にもなるんですよ。
恵:色んな知識や刺激をもらうために、人とたくさん話すことも大事ですよね。年をとると独りよがりになりがちなので、私は「自分が正解ではない」といつも思うようにしています。ある意味それが正解なのかなと。あと、生活のリズムや目的を作ることも必要ですね。1ヶ月後に予定があるだけで、それに向かって自分の健康を保とうと意識しますから。
-アクティブなお二人ですが、体の衰えを感じることはありますか?
敦:ありますよ。70歳を越えたあたりから変化を感じるようになりましたね。これまではそんなことなかったのに、ボウリングしていて足が痛くなることもあるし、体調が悪いとスコアも思うように伸びなくなりました。
恵:でも元気よね。主人は私の4歳上なんですけど、私が同じ年になった時、こんなに元気でいられるかしらと思ってしまいます(笑)。私も加齢のせいで疲れやすくなったので、「年を忘れるな、年を忘れるな」と自分に言い聞かせています。過信したら、怪我や病気への対処も遅れますしね。
-では最後に、これからどのように年を重ねていきたいですか?
敦:高望みはせずに、現状維持かな。今の状態でずっといけたらいいですね。
恵:少し前は人生50年なんて言われていたので、50歳過ぎたらあとはおまけの人生だと思っていたんですけど、今は人生100年でしょう?まだまだおまけにはならないぞと、切り替えて頑張っていきたいですね。
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